7日移動平均で1日当たり約1,900人感染
あの大騒ぎは何だったのか−−。オーストラリアの街中ではマスクを着用している人もほとんどいなくなり、もう誰も忘れたかのような新型コロナウイルス。メディアもほとんど取り上げることもなくなったが、実は5月から6月にかけて、感染の「第7波」が密かに猛威をふるっていた。
オーストラリア政府が毎週発表しているコロナ感染者数に関する統計によると、6月27日時点の7日移動平均の1日当たり新規感染者数は全国で1,868人と前週に比べて24.0%減少した。今回の第7波の新規感染者数は5月25日に5,974人でピークを打ち、その後緩やかに収束しつつある。
7日移動平均の1日当たりコロナ死者数は6月7日に29人を記録した後、27日には4人まで減少している。
英国のオックスフォード大学のデータベース「アワ・ワールド・イン・データ」によると、2020年初めの感染拡大以来6月28日まで3年6カ月間のオーストラリアの累計感染者数は延べ1,149万5,207人。約2,627万人(2022年12月時点)の全人口に占める感染者数の割合は約44%となった。累計死者数は2万1,685人に達している。
■ソース
Weekly COVID-19 reporting(Department of Health and Aged Care, Australian Government)
Australia: Coronavirus Pandemic Country Profile(Our World in Data)
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